学生の頃。
母が何でもやってくれる人だったので、一緒に暮らしている期間は、全ての家事をやってもらっていました。
楽ちんでしたね。
今思うと、3人の子供を育ててくれて、本当に感謝でしかありません。
私は一人っ子を育てるのも、大変と思っているから。
大学以外は、結婚するまで実家暮らしでした。
社会人の頃は、自分の部屋をロクに片づけられませんでした。
足の踏み場もないくらい散らかし放題。
父に「結婚出来ないんじゃないか」と心配されたものです。
「片づけられない私はダメだ」といつも散らかった部屋を見て自分を責めていました。
なのにやる気が起きず片づけられません。
そしてまた自分を責めるという・・・永遠に続くスパイラルにハマっていました。
自己評価が低いのですね、コンプレックスでした。
だから、片付け本はいろいろ読みました。
最初は、カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』(小学館文庫)を
読んで、「捨てれば幸せがやってくる」発想を知りました。
それから、風水を知り 李家幽竹さんの本をたくさん読みました。
「恋愛風水』という本に影響されて、部屋にお花を飾ったり、お財布を新調したりしました。
それから、色々読みましたが、やはり今大人気のこんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』を。
やっぱり捨てるか捨てないか決める時には「トキメキ」が大事、と知り納得。
トキメキがないものを全部は捨てられないけれど、参考にしています。
少しずつ、本を処分したり、断捨離しました。
なかなか整理収納は上手く出来ませんでしたが。
沢山の本に書かれているように、片付けをすると気の流れが変わると思うのです。
気分も変わって楽しめるように。
でも、今も片付けは苦手。
掃除も断捨離も。
でも、独身時代よりは片づけられるようになりました。
どうしてかというと、一人じゃないから。
家族がいると、流石に足の踏み場のないくらい散らかしほうだいには出来ません。
なんとなくきれいにしようと心がけます。
1人じゃないので、明らかに不要だな、と思うものも増えます。
主人が独身の頃から使っていた使っていない品物は、私にとっては明らかに不要なので、処分したくなりますしね。
特に子どもが産まれると、すぐに成長するので、不用品も増えます。
うちは、転勤族で住む家も数年ごとに変わり、部屋の広さも変わるので、物をずっと置くことも難しいです。
だから、断捨離したくなります。
と考えると、
私が独身時代、片づけられなかったのは、必要に迫られていなかったからなんですね。
お友達も呼ばなかったし。
結婚すると、家族が増えるので、部屋は必要最低限は片付けします。
子どもが出来ると物も増えるので、断捨離します。
上手くいけば不用品がお小遣いに変わるので、断捨離します。
お友達を招待したりすることも増えるので、その時は必死に片付けします。
独身時代の私に言いたい。
「そんなに責めなくていいよ、大丈夫だよ。必要だったら片付けする時がくるから。」と。
そしたら心も軽くなって、自分を受け入れて、少しは片付けしていたかな、と感じます。